華政(ファジョン)

イントロダクション

知られざる“悲劇”の王女貞明公主の波瀾万丈の生涯を描く歴史エンターテインメント大作

2015年〈韓流〉時代劇最大の話題作が壮大なスケールで描かれる

貞明公主が見つめた激動の朝鮮王朝史

17世紀前半、異母兄の光海君によって慶運宮に追いやられ、6年もの幽閉生活を送った貞明(ジョンミョン)公主。朝鮮第14代王・宣祖と仁穆大妃の間に生まれた嫡流の王女でありながら過酷な運命に翻弄された彼女は、その82年の生涯の中で19代王・粛宗まで8人の王の治世を見守った。華政[ファジョン]は、貞明公主が長崎の硫黄鉱山で火薬製造を学び、朝鮮に戻って<火器都監>で活躍するというフィクションを織り交ぜ、光海君と仁祖の治世を壮大なスケールで綴った話題作。脚本を手がけたのは、『ホジュン~宮廷医官への道』『馬医』『トンイ』『イ・サン』など数々の人気時代劇を世に送り出してきたキム・イヨン。メイン演出を『私の心が聞こえる?』『アラン使道伝』『男が愛する時』のキム・サンホが務め、『太王四神記』『シンイ-信義-』のキム・ジョンハクプロダクションが製作を担当。韓国ドラマ界屈指の一流制作陣がチャ・スンウォン、キム・ジェウォン、イ・ヨニほか豪華キャストを迎え、激動の時代を駆け抜けた男女の熱い人間ドラマを描き出した。

いま最も注目を浴びるカリスマ名優チャ・スンウォン×初の悪役に挑んだ気鋭の俳優キム・ジェウォン豪華2大スターが光海君vs仁祖の熾烈な闘いを熱演!

前半のストーリーを率いるのは、韓国で絶大な人気を誇る名優チャ・スンウォン。数々の映画をヒットに導き、近年は『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』『君たちは包囲された!‐アクシデント・ラブ‐』などドラマでも活躍している。初の時代劇ドラマ出演となった本作では、暴君として廃位された光海君という難役に挑戦。<火器都監>で火薬と武器の製造を進め、独立した国家を目指す軍師として強烈なオーラを放つ一方、時に冷酷な決断を下さざるを得ない自身の立場に苦悩する姿や、貞明公主を温かい眼差しで見つめる兄としての素顔など、光海君の多面性を繊細に表現して視聴者を魅了した。そんな光海君の王座を奪おうと画策する仁祖を演じたのは、『ファン・ジニ』から約10年ぶりに時代劇に復帰したキム・ジェウォン。穏やかな微笑と好青年のイメージを捨て去り、屈辱感と悲しみに満ちた悪役を大胆に演じて新境地を切り開いた。王座を手にした仁祖が内乱や清の侵略といった苦難に見舞われ、しだいに変わっていく様子も見どころだ。

実力派ベテラン俳優陣が結集!奸臣か? 忠臣か? 魅力的なキャラクターが続々登場

助演陣も豪華な演技派俳優が勢ぞろい。イヌの父、カン・ジュソン役に扮した『九家の書~千年に一度の恋~』のチョ・ソンハは、王室を陰で牛耳る最強の悪役を演じて大きな話題をさらった。『奇皇后‐ふたつの愛 涙の誓い‐』のチョン・ウンインが演じた大北派イ・イチョム、『イ・サン』のキム・ヨジン扮する尚宮キム・ゲシらは光海君の王権を強化するために暗躍。『未生~ミセン~』のイ・ソンミンが演じたイ・ドッキョン、ホ・ギュン役のアン・ネサンも強い印象を残した。また、『グッド・ドクター』のキム・ミンソは、貞明公主の強敵となる冷酷な悪女ヨジョンを熱演。王権交代によってドラマが新たな幕開けを迎え、新鮮な楽しみ方ができるところも本作の魅力だ。王を取り巻く臣下たちの顔ぶれも代わり、チョ・ミンギ、イ・ジェヨン、イム・ホなど時代劇でおなじみの豪華な名脇役が演じる新キャラクターが続々と登場する。昭顕世子役のペク・ソンヒョン、のちに17代王・孝宗となる鳳林大君役のイ・ミンホなど、子役出身俳優の活躍にもご注目を。

〈韓流〉時代劇最大のヒットメーカーが集結!!

脚本:キム・イヨン×監督:キム・サンホ×製作:キム・ジョンハクプロダクション

イ・ヨニ×ソ・ガンジュン×ハン・ジュワン若手人気俳優が究極の三角関係ロマンスを繰り広げる!

ヒロインのファイこと貞明公主を演じるのは、『ファントム』『九家の書~千年に一度の恋~』のイ・ヨニ。前半は<火器都監>で硫黄職人として頭角を現す男勝りなファイを溌剌と演じ、中盤からは王女としての気品あふれる美しさと強さを表現してみせた。貞明公主をめぐる切ないラブストーリーも必見だ。少年の頃、貞明公主の婿候補に選ばれたホン・ジュウォンとカン・イヌは、朝廷の陰謀から彼女を守れず、死なせてしまったという後悔を胸に抱えている。親友の2人はファイとして生きてきた貞明公主に再会し、いつしか三角関係に…。ジュウォン役を演じたのは、『ずる賢いバツイチの恋』『家族なのにどうして~ボクらの恋日記~』でブレイクしたソ・ガンジュン。恋に奥手でシャイな一面や愛する人を守り抜く男らしさなど、多彩な魅力で視聴者の心をつかんだ。一方、イヌ役のハン・ジュワンは、『王(ワン)家の家族たち』『朝鮮ガンマン』で注目を浴びた実力派。本作でも安定した演技力を発揮し、片思いに苦しむイヌの隠れた野心を巧みに表現している。

硫黄鉱山の噴火シーン他迫力満点のリアリティあふれる映像が話題に!京都・東映太秦映画村でもロケを敢行

こだわり抜かれた映像も見逃せないポイントの一つ。なかでも波止場の爆破シーンや硫黄鉱山の噴火シーンは、スペクタクル映画と見紛うばかりの大迫力で描かれている。また、江戸の風景をリアルに描き出すため、韓国時代劇としては異例の日本ロケを敢行。朝鮮通信史として倭国に向かったホン・ジュワンがファイ(貞明公主)と運命の再会を果たすシーンは、東京の撮影所や桜満開の京都・東映太秦映画村などで撮影された。ジュワン役のソ・ガンジュンは日本語の台詞や和装にも挑戦した。